これまでもランニング・マラソンにとって、腕振りのフォームは重要である旨をお伝えしてきました。
今回は元マラソンランナーの有森裕子さんから、腕振りをする時、推進力をアップする気をつけるべきポイントを学びたいと思います。
有森さんが重要視しているポイントは2つです。
肘の位置を体のラインより後ろにする
よく「肩甲骨を動かして走ることが大切」と聞いたことがある方も多いと思いますが、前に進む推進力を高めるために、肘をまっすぐ後ろに引くことを意識しましょう。
肘は約90度に曲げて固定。肩甲骨を動かして、肘を後ろに引くことを意識して腕振りをするとよい。肘を横に振ると前進するための推進力が得られない。また、力を入れ過ぎると肩が上がってしまい、腕を大きく振れないので注意。
肩の力を抜き、コンパクトに振る
肩に力が入った状態で走ると、背中から肩、さらには股関節まで硬くなった状態で走っていると言われています。
しかし、力を抜いて走れるようになれば、楽に走れるようになり、これまで辛いと思っていた距離も、スムーズに走れる可能性があります。
腕を振ると肩に力が入り、背中〜肩が硬くなり、股関節もガチガチで走っている。
単純に筋肉が硬いのであれば「柔軟性のトレーニング」例えば、ストレッチをすればいいのですが、身体の使い方が硬くなってしまっていると、ストレッチだけでは改善が難しい。
ですから、力を抜いて走れるようなトレーニングを活用しましょう。
しっかりと力を抜いて走れるようになると、ランニングフォームが改善ができるようになります。
「正しいランニングフォーム」という型があるのか?と言われれば、型にはめるのは良くありません。
ですが、「楽に走れる」ようになれば、今まで辛いと思っていた長い距離も対応ができるようになるわけです。
私も肩に力が入ってしまうタイプで、あるフルマラソンでは肩こりを発症してしまい、それが気になってあまり良いタイムを出せなかったことがあります。
しかし、上記の2つを意識して腕振りを行えば、体の軸が安定し、軽やかにそしてテンポも良く走れる可能性があります。
下記に有森さんが指導されている動画がありますので、ぜひご覧ください。
※動画では、3:44〜からフォームについての解説があります。
動画引用元:【第2回】5/18放送 おかやまマラソンへの道「ペース配分とフォームを学ぼう!編」
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株式会社スポルアップです。
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